CAICAは2020年4月21日、学習管理システム事業の子会社アイスタディ、Web会議システムサービスの子会社ブイキューブがシンガポールの教育ビジネスベンチャーAedno International社に共同出資すると発表した。同じく子会社でウェブセキュリティ事業のCAICAテクノロジーズによるオンライン教育環境の脆弱性判断など、システム技術支援と合わせ、協業して東南アジア・インドでオンライン教育事業を展開する。
Aedno International社は、シンガポールの私立学校(収容可能生徒数約2万人)と提携し、自社がもつ教育カリキュラムの提供や教師のトレーニング、eラーニングのコンテンツの提供などしており、インドネシア、ラオスにも進出しているという。
同社は「東南アジアやインドでは交通事情や教師の質と数の不足などの課題があり、オンライン教育の需要はあったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、IT技術を活用したEdTechサービスへの需要が急速に高まった」と判断した。「今回の資本業務提携を通じて、人口の増加やインターネット環境の整備によってオンライン教育市場の成長が見込まれる東南アジア、インドなどへの事業展開を加速させる」としている。
業績への影響は軽微という。