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シンガポール保健省、国内感染者からの伝染抑止で10人以上の集まり禁止へ

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シンガポール保健省(MOH)は2020年3月24日、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染の広がりを抑える目的で設置された複数行政機関でつくるタスクフォースが、COVID-19の国内感染者からの伝染を抑えるため、仕事や学校以外のグループを10人以下に制限し、また人々相互の間に1メートルの間隔を確保する措置を実施することを決めたと発表した。期間は3月26日(木)23時59分から4月30日(木)までで、状況が改善しない場合は延長する可能性があるという。

具体的には、ナイトクラブ、ディスコ、映画館、劇場、カラオケ、バーなどの娯楽施設はすべて閉鎖される。ショッピング・モール、美術館、アトラクションなどでは入館者を制限する。屋内および屋外のショー、美術館などでのグループツアーなどは中止される。

順番待ちの列や待機場所などを含め相互間に1メートルの間隔を確保するよう定め、この要件を遵守できないショッピングモールなどは閉鎖される。違反すると罰則が科さられる場合があるという。

飲食施設では、利用者が長居しやすくなるライブミュージックやカラオケなどは中止される。テーブルも1メートル間隔で配置し、1グループ10人以下に制限する。

ホーカーセンターやコーヒーショップなど、座席が固定されている場合は、施設管理者は利用可能な席に印をつけ、間隔を確保する。

異なる学校の生徒が混在するクラスは中止する。

すべての宗教的サービス停止される。ただ、寺院、モスク、教会などは、一度に10人以下のグループ規模を条件として、開くことができる。

会議、展示会、フェスティバル、コンサート、スポーツイベント、見本市などのイベントは、規模に関係なく、延期またはキャンセルされる。これまで参加者250人未満に制限されていた要件を厳格化する。

また、一度に10人以上が参加する社交イベントや集会を開催したり、それらへの参加を禁じる。誕生日会や結婚式なども含まれる。

葬儀は出席者を家族に限定し、10人以下としなければならない。

職場では、可能な限り会議は電話会議とし、従業員が在宅勤務で仕事をできる場合、雇用主は体制を整えなければならない。

高齢者向け活動の一時停止期間は 2020年4月2日から30日まで延長する。

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