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シンガポール国家環境庁、オーチャードの指定スペース外の喫煙に罰金徴収開始

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シンガポール国家環境庁(NEA)は2019年4月1日、オーチャード・ロード地区で、指定スペース外での喫煙者に対する罰金の徴収を開始した。罰金額は200シンガポールドル(約16,350円)で、裁判になった場合には最大1,000シンガポールドル(約8万1,750円)になる。
 
シンガポール随一のショッピング街であるオーチャード・ロード地区は2019年1月から禁煙区域に指定された。ただ、3月末までの3カ月間は新ルールの周知期間と位置づけ、違反者に対しては注意を行っており、罰金は課していなかった。
 
NEAによると、周知期間の注意件数は、1月第一週は一日平均1,900件だったが、3月中旬には同550件に減少し、3月後半以降は口頭での注意から書面での注意へ切り替えた結果同87件まで減少した。
 
また、3月中旬まで実施したアンケートでは、禁煙区域指定によって受動喫煙の機会が減りオーチャード・ロード訪問経験が改善するという回答が82%を占め、喫煙者の80%以上も同意しているという。

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