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上海髙島屋の清算・閉店せず営業継続、筆頭株主タカシマヤシンガポール

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髙島屋は2019年8月23日開いた取締役会で、タカシマヤシンガポールが筆頭株主の連結子会社上海高島屋百貨有限公司の清算を中止すると決議した。同日発表した。

髙島屋は6月25日の取締役会で、業態間競争の激化や隣地開発の遅延と変更による事業採算性の悪化見通しのため、上海髙島屋百貨有限公司を8月25日の株主会決議を前提に清算することを決議したが、その後、営業継続条件について、家主からの支援及び上海市・長寧区の協力で事業採算性に目途がたったという。「上海髙島屋」は当初閉店を予定していた8月25日以降も営業を継続する。

今後の見通しは、当初、解散および清算に伴い20~30 億円程度の損失が発生することを想定していたが、解散および清算の中止により、2020年2月期連結業績への影響は軽微だという。

なお、株主構成は、タカシマヤシンガポールの比率は6月25日時点よりも下がっている。

上海高島屋百貨有限公司の概要は下記の通り。

【 名称 】上海高島屋百貨有限公司
【所在地】中華人民共和国上海市長寧区虹橋路 1438 号
【代表者】 董事長 小森 智明
【事業内容】百貨店業
【資本金】6億1,000 万人民元 ※2019年8月23日現在
【設立年月日】2009年2月24日
【株主構成 ※2019年8月23日現在】
タカシマヤシンガポール LTD. 53%
株式会社髙島屋 33%
東神開発株式会社 14%   

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