ダッソー・システムズ（東京都品川区）とシンガポールのSATSは2019年８月７日、SATSが航空機内のキッチン業務を強化するため、ダッソー・システムズのクラウド版３D EXPERIENCEプラットフォームを活用したバーチャル・キッチン『３Dデジタルツイン・エクスペリエンス』を導入したと発表した。
すべてのプロセス・データと情報を３Dバーチャル環境に一元的に統合することで、バーチャル環境と現場の業務を照合し、より良いリソース配置を計画するためのデータ分析が可能になり、食品の生産性向上に向けさまざまなプロセスをシミュレーションできるという。また、大量の食品を製造する際にも、原材料の使用状況をより的確に予測することで、食品の無駄を最小化できるという。
SATSのAlbert Pozo Hernandezチーフ・デジタル・オフィサーは、「当社がダッソー・システムズを選択したのは、強力な３D可視化ツールとデータ管理ツールを備えているためだ。これらのツールを使用することで、より多くの情報に基づいてデータを活用したビジネス上の意思決定を行うことができる」とコメントした。