テクセンドフォトマスクは2025年10月31日、経済産業省令和6年度補正予算「グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN 加盟国 第一回公募)」において、シンガポール新工場におけるフォトマスクラインの生産自動化実証事業」が採択されたと発表した。
同事業は、日本および海外を含めて初となる外販フォトマスクラインの自動化を実現するもので、従業員一人当たりの生産性を飛躍的に向上させることを目的とする。
自動化の導入には、生産性や歩留まりの向上、費用対効果の検証など、多くの実証評価が必要で、初期投資に伴うリスクも高いため、補助金による支援が不可欠だったという。今回の採択により、▽生産性の向上 ▽歩留まりの改善による品質の安定化 ▽人材不足への対応策としての自動化モデルの確立 ▽アジア地域における競争力強化と供給安定化――の成果が期待できるという。