精密金型および半導体製造装置製造のTOWA(京都市南区)は2024年10月29日開いた取締役会でインドに販売子会社を設立することを決議した。
これまでインド地域のサポートはシンガポールの販売子会社が行ってきたが、インドにおける半導体関連投資はさらに加速すると予想されることから、新たにインドに販売子会社を設立することとした。
「今後、需要の大幅な拡大が期待されるインド地域での営業・サービス体制を強化し、顧客との強固な関係構築を目指す」としている。
2025年3月期の連結業績に与える影響は軽微という。
TOWAの担当者はシンガポール新聞の取材に対応し、「インド販売子会社の人員は現地で採用する。社員数は1年目(2025年度)は7人で、5年目(2029年度)には20人程度まで増やす予定だ。シンガポール販売子会社からの移籍は考えておらず、シンガポール販売子会社の人員が縮小することはない。なお、立上げ期はシンガポールより教育のため、常時出張者を配置する予定である」と補足した。
◇TOWA India Company Limited.(仮称)
【 所在地 】インド ハリヤナ州 グルガオン(予定)
【事業内容】半導体製造装置・金型の販売およびアフターサービス
【 代表者 】Director Chairman 三浦 宗男/Managing Director 野呂 俊行
【 資本金 】2,500万インドルピー(約4,275万円)
【設立時期】2025年3月末までを目途に設立予定
【 出資者 】TOWA 90%、TOWA Asia-Pacific Pte.Ltd. 10%
◇TOWA Asia-Pacific Pte.Ltd.
【代表者】Director Chairman 三浦 宗男/Managing Director 野呂 俊行