日興アセットマネジメントは、シンガポールを本拠にいわゆる“ネオバンク”と呼ばれる金融サービスを展開し、フィンテック・グループ「Chocolate Finance」を運営するChocolate Pte.Ltd.と、2025年７月24日付で戦略的パートナーシップを締結した。同日発表した。
同パートナーシップにより、日興アセットマネジメントはChocolate社の株式を一部取得するとともに、「Chocolate Finance」の日本を含む主要市場における事業拡大を支援する。また、両社間での個人投資家向けサービス分野における知見の共有も可能になるという。
発表によると、「Chocolate Finance」は2022年にシンガポールで設立された、シンガポールの事業免許を持つファンドマネジメント会社で、2024年12月末時点で資産運用残高８億66百万シンガポールドルを運用している。シンガポールの個人投資家を対象に、シンガポールにおける定期預金よりも高い水準の安定した利回りを享受でき、かつ、いつでも資金を引き出すことができる貯蓄ソリューションサービスを提供している。このサービスは資金を日興アセットマネジメントのシンガポール拠点Nikko Asset Management Asia Limitedを含む外部の運用会社が運用する短期の投資適格債券ファンドに投資することによって実現しているという。