三菱重工業は、アジア地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte.Ltd.を通じて、チャンギ国際空港向け全自動無人運転車両(APM:Automated People Mover)システムのリハビリ(改修)工事を受注した。信号、通信、軌道といった主要システムの設備を更新し、安全で円滑な輸送体制を強化する。工事完了は2030年を予定する。2025年6月25日発表した。

チャンギ国際空港のAPMシステム
三菱重工業は、チャンギ国際空港にある3カ所の空港ターミナル間の約6,400mを結ぶAPMシステム一式を2007年に納入した。以後、現在まで、増車を含む輸送力増強工事や運行・保守(O&M:Operation and Maintenance)契約も継続して請け負っている。
今回のプロジェクトは、運行中の既存路線でのリハビリ工事で、既存路線への影響を最小限に抑え、円滑な運行を維持した状態で更新工事を行う。