物流・ハブ

共栄タンカー、油送船“Challenge Procyon”の譲渡時期を「未定」に

投稿日:

共栄タンカーは2025 年8月1日、4月~7月に譲渡を予定していた“Challenge Procyon”(チャレンジ・プロキオン)について、譲渡益、譲渡の時期を一旦「未定」にすると発表した。

“Challenge Procyon”は共栄タンカーの連結子会社KYOEI TANKER SIGAPORE PTE.LTD.が所有する油送船で、3月21日にメキシコで貨物の荷揚げを完了したが、現地当局から出港許可が下りず停泊を続けている。

KYOEI TANKER SIGAPORE社は“Challenge Procyon”を予定通りに譲渡すべく、メキシコ当局との“Challenge Procyon”の出港許可を求める協議に加えて、司法手続きも開始したが、8月1日時点で出港の見通しが立っていないという。

“Challenge Procyon”の譲渡時期は、契約に則り当初譲渡期限から30日間延長されたが、共栄タンカーは現在の状況を踏まえ、公表していた譲渡益「約16億円」、譲渡の時期「2025 年4月~7月」について、それぞれ一旦「未定」とした。

共栄タンカーは2026年3月期(2025 年4月1日~2026年3月31日)の連結決算で見込んでいた船舶売却益(特別利益)を譲渡時期未定により取り下げた。

※関連記事「Kyoei Tanker Singapore社、所有する油送船がメキシコで停泊、出港できず

-物流・ハブ

Copyright© シンガポール新聞社 , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.