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東亜建設工業、トゥアス港コンテナ集積場とバスターミナル建設工事を受注

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東亜建設工業とSantarli Construction Pte.Ltd.の共同企業体(JV)は、PSA Corporation Limited(PSA社)より、シンガポール・トゥアス港の隣接地でのコンテナ集積場及びバスターミナルの建設工事を受注した。2024年1月12日発表した。受注価格は非公表。

トゥアス港では、2021年より順次コンテナターミナルの運営が始まっており、現在も2040年代の完成に向けた港の開発や関連施設の建設が計画されている。開発・建設によるCO2排出が課題となっている中で、JVは今回、低炭素型コンクリートの活用を提案、採用された。

東亜建設工業の担当者はシンガポール新聞の取材に対し、「使用する低炭素型コンクリートは、普通生コンと比較して生コン1m3あたりのCO2排出量を約300kg削減できる。今回工事では、CO2排出量が約74%削減され、9,500tCO2eの削減効果がある」「普通ポルトランドセメントを高炉スラグ微粉末に80%置き換えてコンクリートが製造される。高炉スラグ微粉末の製造過程には普通セメントと違い焼成工程が必要ないので、製造時のCO2排出量を削減できる。また、産業で発生したCO2を回収し、コンクリート製造時にコンクリートの中に注入する技術を採用する。注入されたCO2は炭酸カルシウムの鉱物としてコンクリート中に固定化される。鉱物化することにより、コンクリート強度が増すため、セメント量の削減につながる。これは、カナダのカーボンキュア・テクノロジーズの技術で、シンガポールでは大手生コン製造業者のPanUnited社がライセンス契約を結んでいる」と補足した。

◇工事概要
【工事名称】トゥアス港 コンテナ集積場及びバスターミナル建設工事
【  発注者 】PSA Corporation Limited
【  請負者 】東亜建設工業・Santarli Construction共同企業体
【完成時期】2025年4月予定

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