コスモ石油は2025年6月3日、原油・石油製品の輸出入を担うシンガポール子会社のCOSMO OIL INTERNATIONAL PTE.LTD.が、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである『ISCC CORSIA認証』及び『ISCC EU認証』を取得したと発表した。
SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)利用によるGHG排出削減効果を主張するには、国際民間航空のためのカーボン・オフセット及び削減スキーム(CORSIA:Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)に基づき、国際民間航空機関(ICAO)が承認する持続可能性認証スキーム(SCS)による認証が必要となる。
『ISCC CORSIA認証』はCORSIAに基づく、SCSの一つでドイツに所在する機関ISCC(International Sustainability and Carbon Certification:国際持続可能性カーボン認証)による認証で、『ISCC EU認証』は欧州連合(EU)の再生可能エネルギー指令(REDⅡ)に基づくISCCによる認証。
同認証取得により、コスモ石油はCOSMO OIL INTERNATIONAL社を通じ国際認証を受けた外国産SAFやHVO(Hydrotreated Vegetable Oil:再生可能ディーゼル)の輸入が可能となった。
なお、コスモ石油は2024年にISCC認証を取得している。