大阪ガスのシンガポールの100%子会社Osaka Gas Singapore Pte.Ltd.(OGS)は2019年7月3日、タイの太陽光発電事業会社Energy Pro Corporation Ltd.とタイでの太陽光発電による電力供給事業を目的とする合弁会社OE Solar Co.,Ltd.(仮称)を設立することで合意した。大阪ガスが東南アジアにおける再生可能エネルギー発電事業に参画するのは初となる。大阪ガスが同日発表した。
新会社はバンコクを中心に、主に産業用・商業用の顧客が所有する建物の屋根やスペースを借りて太陽光発電設備を設置し、発電した電力を15~20年にわたって同顧客に供給する。
大阪ガスによると、タイ政府が2018年策定した電力開発計画では、全電源に占める再生可能エネルギーの割合は2037年に20%(輸入水力は除く)に達すると見込まれており、再生可能エネルギーに対する関心が高まっているという。また、タイは日射条件が良いことから、初期投資なしでの太陽光発電設備導入ニーズがあるという。