進出・出資・撤退

サンケイビル、越ハノイのクラスAオフィス・商業複合施設開発Pに参画

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サンケイビル(本社:東京都千代田区大手町)は、ベトナムハノイの「西湖」西側に位置する「スターレイク」街区内で鹿島建設と現地デベロッパーのIndochina Capital社の合弁会社であるIndochina Kajima Development社(IKD社)が開発を推進するクラスAオフィス・商業複合施設「Parc Hanoi(仮称)」プロジェクトに、IKD社及びKajima Development Pte.Ltd.との共同事業として参画した。2025年5月16日発表した。

発表によると、「Parc Hanoi(仮称)」は、鹿島ベトナムが設計・施工を担う信頼性の高い物件で、地上23階、地下2階建、延床面積81,027㎡、ハノイ都市鉄道の新駅(計画中)に近く、主要幹線道路にも至近という。

「Parc Hanoi(仮称)」の外観

開発地のスターレイクは、韓国系企業Daewoo Engineering & Constructionがマスターデベロッパーを務める約186ヘクタールの大規模都市再開発エリアで、今後、ベトナム政府の中央官庁13機関や15の外国大使館の移転、髙島屋の出店(ホーチミンに次ぐベトナム2号店)などが予定されている。将来的には首都ハノイのCBD(Central Business District)形成が期待されているという。

ベトナムは高い経済成長率とともに外資系企業の進出が加速しており、ハノイにおいても質の高いオフィス需要が見込まれている。「Parc Hanoi(仮称)」は国際的な環境・健康認証であるLEED GOLD PRECERIFICATIONを受領し、WELL(健康性評価認証)の取得も視野に入れた設計としているという。

サンケイビルは「Parc Hanoi(仮称)」の事業性・立地の将来性を評価し、2025年4月より参画した。ベトナムでの開発事業への参画は初という。

◇「Parc Hanoi(仮称)」
【  所在地 】ハノイ市 スターレイクタウンシップ内 ※Ring Road #2,3至近、メトロ駅開発予定
【敷地面積】1,318㎡
【延床面積】81,027㎡
【建物竣工】2027年3月予定
【構造・規模】RC造23階建
【 用途 】オフィス、店舗、駐車場
【 着工 】2024年11月
【設計・施工】鹿島ベトナム

◇Kajima Development Pte.Ltd.
【 本社 】シンガポール
【  代表者 】大石 修一
【 設立 】2016年
【事業概要】鹿島の開発事業統括会社として、ベトナムをはじめ東南アジア各国で不動産開発を実施

◇Indochina Kajima Development社
【 本社 】ハノイ市
【  代表者 】Bui Anh Tuan
【 設立 】2016年 ※Kajima Development社とIndochina Capital社の合弁会社
【事業概要】ベトナムにおけるホテル、物流、オフィスビルの開発事業。ハノイ、ホーチミン、ダナンに拠点を置く

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