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シンガポール総選挙2025、与党・人民行動党87議席、野党・労働者党10議席

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シンガポール総選挙(GE2025)は2025年5月3日投票が行われ、4日未明までに開票された。シンガポール選挙部(ELD)の発表によると、ローレンス・ウォン首相率いる与党・人民行動党(PAP)が97議席中87議席を獲得した。野党・労働者党(WP)は、議席を持っていたAljuniedグループ選挙区とSengkangグループ選挙区、Hougang小選挙区で勝利し、前回総選挙と同じく10議席を獲得した。

今回の総選挙では、15の小選挙区(SMC)と18のグループ選挙区(GRC)の計33選挙区で計97議席が争われた。

PAPの得票率は、ローレンス・ウォン首相のMarsiling-Yew Teeグループ選挙区では73.46%で、前回の2020年総選挙に比べ10ポイント以上増加した。また、リー・シェンロン前首相のAng Mo Kioグループ選挙区では78.95%、ビビアン・バラクリシュナン外相のHolland-Bukit Timahグループ選挙区では79.29%、故リー・クワンユー元首相が地盤としていたTanjong Pagarグループ選挙区では81.03%などと高い得票率を維持している。

一方、WPの得票率はAljuniedグループ選挙区で前回とほぼ同じ59.68%。また、敗れたもののTampinesグループ選挙区ではPAPとの差は4.65%、Jalan Kayu小選挙区ではPAPとの差は2.94%と接戦を展開した。

なお、今回総選挙の全体の投票率は92.47%だった。

ヘン・スイキャット副首相、ウン・エンヘン国防相は立候補せず、国会議員を引退した。

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