三井海洋開発(MODEC)と東洋エンジニアリング(TOYO)の合弁会社であるOffshore Frontier Solutions Pte.Ltd.(OFS社)は2025年4月15日、マレーシア・クアラルンプールに新拠点を開所した。
新拠点は、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)事業において、EPCI(Engineering,Procurement,Construction,Installation/設計から機器購入、建造、据付までの一括工事)プロジェクトの実行を支える戦略拠点として重要な役割を担う。
さらに、FEED(Front-End Engineering Design/基本設計)、Pre-FEED(概念設計)、入札対応、研究開発、デジタルアナリティクスと合わせ、一括して対応することにより、マレーシアから世界に向けてイノベーティブで効率的なソリューションを提供していく。
最初のプロジェクトは2025年3月に三井海洋開発が受注したShell Brasil Petróleo Ltda社向けFPSO Gato do Matoプロジェクトとなる。
すでに約200人の専門スタッフを採用しており、今後数年間で800人以上に拡大する予定という。