三井住友ファイナンス&リース(SMFL)の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズは、シンガポールの不動産投資運用会社PATIENCE CAPITAL GROUP PTE.LTD.が組成する日本国内の観光関連資産の投資に特化した私募ファンド「ジャパンツーリズムファンド1」(JTF1)に出資する。2023年10月11日発表した。出資額は非開示。
Patience Capital Group社は2019年設立の不動産投資運用会社で、シンガポールと東京の2拠点で活動している。ケン・チャン・チェン・ウェイ氏が代表を務め、日本国内の観光関連資産および東京都心部・首都圏の住宅資産に特化した2つのファンドを運営するほか、不動産開発アドバイザリーやプロジェクトコンサルティングのサービスも提供しているという。
JTF1は、日本へのインバウンド観光の増加を背景に、日本国内の観光資源への投資を通じ、魅力的な観光プロジェクトに対してインパクトのある投資・開発の実現を目指す。
SMFLは、「SMFLグループが中期経営計画で掲げる『観光立国の実現に資する投資戦略』に合致した」としている。