東南アジアで生鮮食品サプライチェーンを構築するSECAI MARCHE(本社:東京都、グローバル拠点:クアラルンプール・シンガポール)は、三井住友海上キャピタルから新たに0.5億円の第三者割当増資を実施した。また、静岡銀行、北國銀行より総額2億円のデット調達を実施した。シリーズA資金調達総額は5.6億円となった。2024年11月19日発表した。
調達した資金は、フルフィルメントセンターの拡充、AIを活用した需要予測のさらなる精度向上、ラストワンマイルの自動化・最適化に使用する。また、体制構築費及びマーケティング活動にも充当する予定という。
SECAI MARCHEは「今回の資金調達を皮切りに、東南アジアのマーケットシェアを一気に拡大する」としている。
三井住友海上キャピタル投資部マネージャーの篠原悠子氏は、「SECAI MARCHEは、最適化されたサプライチェーンとフルフィルメント機能により、生鮮食品の高鮮度・低価格・利便性を同時に実現し、クアラルンプール等の顧客先を急速に増やしている。SECAI MARCHEの生鮮食品の新流通により、現地のフードロス削減や生産者の所得向上等の社会的インパクトが期待されており、また、日本からの食品輸出プラットフォームとして、更なる事業成長を確信している」とコメントした。