気候変動(低・脱炭素)

シンガポールのパビリオン・エナジー、スペイン企業LNGポートフォリオを買収

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シンガポール政府系投資ファンドTemasek Holdingsの完全子会社で総合エネルギー企業のPavilion Energyは2019年6月20日、スペインのエネルギー大手Iberdrolaの液化天然ガス(LNG)資産ポートフォリオを購入する契約を締結したと発表した。

ポートフォリオには、イベルドロのLNG約400万トンの長期売買契約と、Grain LNGターミナル(英国)での年間約200万トンの長期再ガス化、スペインでの再ガス化アクセス、スペイン・フランス国境のパイプラインキャパシティー、新造LNG船のタイムチャーターが含まれている。

関連して、両当事者はスペインのLNGをPavilion EnergyがIberdrola Generación Espanaに供給するためのガス販売契約を締結した。

パビリオンエナジーのフレデリック・H・バーノーCEO(左)とイベドロラ社のアイター・モソ氏

パビリオンエナジーグループのFrédéricH. Barnaud CEOは、「今日は、シンガポール、スペイン、英国の戦略的ガス市場への深いアクセスと、高度なリスク管理スキルなどを含む当社LNGポートフォリオを活用して、世界をリードするLNGプレーヤーになるというビジョンへの重要なステップだ」とコメントした。

買収は、Pavilion Energyの完全子会社Pavilion Energy Trading&Supply Pte Ltdを通じて行われ、手続きは2020年1月1日に完了する予定。

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