三菱ガス化学(MGC)は、100%出資子会社のMITSUBISHI GAS CHEMICAL SINGAPORE PTE.LTD. および三菱ガス化学トレーディング(本社:東京都千代田区)の共同出資により、インドに現地法人を設立した。2024年6月26日発表した。
「インドは著しい経済発展を続けており、医薬品や自動車産業向けをはじめとする化学製品の需要が伸長するなど、MGCグループ製品の更なる販売拡大が見込まれる市場」と判断した。
MITSUBISHI GAS CHEMICAL SINGAPORE社および三菱ガス化学トレーディングの共同出資によりインドに新社を設立することで、インド国外のMGCグループ各社に分散しているインド関連ビジネスを集約し、インド地域における顧客のニーズへの迅速な対応や顧客サポート体制の充実を図る。
今後、インドを起点とするMGCグループ製品の販売機能の強化、原料調達の検討、新規事業機会の探索などを通じて、インド市場におけるMGCグループの事業基盤を拡大していく。
三菱ガス化学の担当者はシンガポール新聞の取材に対応し、「MGC Trading India社の社員数は、当面は若干名程度となる」と答えた。
◇MGC Trading India Private Limited
【設立年月日】2024年6月25日
【 所在地 】Mumbai, Maharashtra, India
【 資本金 】20,000千インドルピー
【 出資比率 】MITSUBISHI GAS CHEMICAL SINGAPORE PTE.LTD. 70%、三菱ガス化学トレーディング30%
【 事業概要 】MGCグループ製品の販売、原料調達、市場開拓活動等
【 代表者 】Managing Director 福澤 隆之(予定)