丸紅は、100%子会社であるMarubeni Asian Power Singapore Pte Ltd.を通じて、フィリピン大手財閥Ayala Group傘下のACEN Australia Pty Ltd.(ACEN社)と、ACEN社が開発を進める豪州・ニューサウスウェールズ州での200MWの蓄電池事業の共同開発に向けた協力協定を2024年3月4日に締結した。
同協定は、メルボルンで開催されたフィリピンビジネスフォーラムにおいて、フィリピンのフェルディナンド・ロムアルデス・マルコス・ジュニア大統領臨席の下に締結された。
丸紅は、これまでにもAyala Groupとの連携を深めてきた。同協定では、(1)丸紅が同事業へ出資参画すること (2)豪州で電力卸売・小売事業を展開する丸紅の100%子会社Smartest Energy Australia Pty Ltdが同事業の蓄電池システムからの電力を引き取ること――を検討する。
「今後、丸紅とAyala Groupは、同協定を通じて、豪州における再生可能エネルギーの拡大や安定的な電力供給、クリーンエネルギーへの移行に積極的に寄与していく」としている。
◇Marubeni Asian Power Singapore Pte Ltd.
【 所在地 】シンガポール
【 代表者 】篠 衆雄
【 設立 】2010年
【事業内容】アジアおよび大洋州における電力プロジェクトのマーケティングおよび開発
◇ACEN Australia Pty Ltd.
【 所在地 】豪州
【 代表者 】David Pollington
【 設立 】2017年
【事業内容】豪州における再生可能エネルギーを専門とする投資・信託会社
◇SmartestEnergy Australia Pty Ltd
【 所在地 】豪州
【 代表者 】Robert Owens
【 設立 】2020年
【事業内容】豪州における電力卸売事業、小売事業、トレーディング