マレーシアエネルギー物流大手MISC Bhdの完全子会社でシンガポールに本社を置く油槽船社AETグループは2019年4月18日、アフラマックス型石油タンカー“Eagle Brasilia”と“Eagle Bintulu”が4月初旬、オランダ・ロッテルダム港で最初のShip-to-Ship(STS)方式でのLNG(液化天然ガス)燃料補給を成功裏に完了したと発表した。
“Eagle Brasilia”と“Eagle Bintulu”は2018年10月竣工した重油とLNGの二元燃料エンジンを搭載する最新型石油タンカーで、2つ備えるLNG燃料タンクには最大1,700㎥を積載し、6,000海里を航行できる。今回、各船には容量の60%にあたる1,040㎥のLNG燃料を積載、総走行距離は約3,600海里だったという。