商船三井は2025年9月19日、資源メジャーAnglo American(本社:英ロンドン)向けに運航する商船三井所有のケープサイズバルカー“LAMBERT MARU”に9月14日にシンガポール港で補油を実施し、バイオ燃料を使用した航行を開始したと発表した。
使用するバイオ燃料は、廃食油などの生物由来の有機性資源(バイオマス)を30%の割合でブレンドした混合油(B30)で、ISCC-EU(International Sustainability & Carbon Certification)認証を受けている。従来の化石燃料と比べ航行時に発生するCO2を船上排出ベースで約30%削減する効果が期待されるという。
航海を通じて創出されたGHG削減価値は、デジタル証書として荷主であるAnglo Americanへ割り当てられる。割り当てられたデジタル証書は、Anglo Americanの海上輸送サービスからのScope 3削減のための活動として統合報告書等へ反映できるという。
◇“LAMBERT MARU”
【全長/全幅/型深】292m/45m/18m
【 積貨重量 】180,432MT