海運企業に統合通信管理プラットフォームを提供するシンガポール企業iO3 Pte Ltdは2021年10月26日、川崎汽船グループの船舶管理会社"K" Line Ship Management(Singapore)Pte. Ltd.の海事デジタルソリューションパートナーに選ばれたと発表した。
iO3社は、"K" Line Ship Management(Singapore)社が管理する船舶21隻のITメンテナンス契約に加え、船舶設備、衛星接続、先進的な船舶技術ソリューションに関するコンピテンシーを提供する。
iO3社の『JARVISS』(Just A Really Very Intelligent System)は、アプリケーションが効率的に動作するためのオープンで参加型のプラットフォームで、社内のアプリケーション(V.Suite of Services)と第3者のソフトウェアを容易に統合できるという。
概念実証試験の成功を受けて、"K" Line Ship Management(Singapore)社は、V.Sion(ファーストビュー・リアルタイムAR遠隔ビデオ会議機能付きスマートグラス)、V.Sight(船内を可視化してビデオ分析を行うカメラ監視システム)などのソリューションを展開する。
"K" Line Ship Management(Singapore)社の岡田全功Managing Directorは、「当社は、800人以上の船員と約40人の陸上スタッフを擁し、最高レベルの船舶管理サービスを提供していることを誇りに思っている。我々は常に改善を求め、船の品質を向上させるだけでなく、安全性を最適化するための海事デジタルソリューションを展開している」とコメントした。
iO3社のケニー・コーCEOは、「私たちが常に重視しているのは、実用的で信頼性の高いソリューションを提供し、最小限のリソースで最高の結果を得ることだ」とコメントした。
◇iO3 Pte Ltd
【所在地】140 Paya Lebar Road, #07-02 AZ @ Paya Lebar, Singapore 409015