九電みらいエナジーとキューデン・インターナショナルは2023年12月19日、Bluenergy Solutions Pte Ltdがシンガポール沖で実施する潮流発電実証事業が12月18日に発電を開始したと発表した。
同事業は、シンガポールのラッフルズ灯台の沖合に小型の潮流発電機(7kW×4基)を設置し、ラッフルズ灯台に供給する電力をディーゼル発電から潮流発電に置き換えることを目指すもので、シンガポール初の小規模離島への潮流発電による電力供給の取組みとなる。
九電みらいエナジーは長崎県五島市沖奈留瀬戸で日本初となる大型潮流発電実証事業を推進しており、キューデン・インターナショナルは島嶼国でのマイクログリッド事業に取り組んでいる。「小型潮流発電による電力供給事例は世界的にも少なく、今回の実証事業による知見は、今後の分散型電源事業の展開への活用が期待できる」としている。
実証期間は2023年12月18日から6カ月間を予定する。