ジェイキャスエアウェイズ(本社:東京都千代田区)は2024年7月、シンガポールに本社を置く民間旅客機リース会社Avation PLCと、世界最大手のリージョナル航空機メーカーAvions De Transport Regional G.I.E(ATR社)製のターボプロップ機『ATR72-600型機』のリース契約に関する意向表明書を締結した。2025年末の機体の受領を予定する。7月29日発表した。
ATR72-600型機は、快適性と環境性能(低燃費、低騒音)を兼ね備えた最新鋭ターボプロップ機で、座席数は約70席、巡航速度は500km/h。
ジェイキャスエアウェイズは2023年6月に設立された日本の地域航空会社で、関西国際空港(関空、KIX)を拠点として、関空と富山(TOY)、関空と米子(YGJ)を結ぶ2路線の就航に向け準備をしている。運航開始時期は調整中(※2024年7月31日時点)で、就航初年度は1機、2路線でスタートし、その後5年間で7機、16路線への拡張を目指している。
Avation PLCは、ワイドボディ、単通路型のジェット機およびターボプロップ機を所有・管理し、世界中の航空会社にリースしている。14カ国、16の民間航空会社を含む顧客を持っている。
ATR社は、エアバスとレオナルドの共同事業体として1981年に設立されたリージョナル航空機メーカーで、生産開始以降、1,500機以上を受注しており、90席以下のリージョナル航空機市場を牽引している。現在、約100カ国、200超の航空会社で運航されているという。