「エコマーク」を運営する日本環境協会(東京都千代田区)は2023年12月1日、「シンガポールグリーンラベル」を運営するシンガポール環境協議会(SEC)との間で、「プロジェクタ」の相互認証を開始した。
エコマークを取得しているプロジェクタをシンガポールグリーンラベルに申請する場合、共通基準についてはSECでの審査が省略される。相互認証を活用することで、シンガポールグリーンラベルの申請に必要だった試験の実施や証明書類などの作成が不要となり、申請に係る手間が削減される。
日本のエコマークが相互認証協定を締結している機関数は、ドイツ、北欧、北米、中国、韓国、タイ、台湾、香港、ニュージーランド、シンガポールの10機関となった。
日本環境協会エコマーク事務局の担当者はシンガポール新聞の取材に対応し、「今後、『シンガポールグリーンラベル』との相互認証の対象品目を拡大していきたいと考えている。現在、決まっているのは、画像機器(複写機やプリンタ)で、2024年以降に相互認証(共通基準)の協議に取り組む予定である」と答えた。