物流・ハブ 進出・出資・撤退

阪急阪神不動産・三井物産・Boustead Projects社、トゥアスに物流倉庫開発

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阪急阪神不動産、Boustead Projects Limited(本社:シンガポール、会長:John Lim Kok Min)、100%連結子会社であるMBK Real Estate Asia Pte. Ltd.を通じて三井物産は、不動産ファンドであるBoustead Real Estate Fundへ共同で出資し、シンガポール・トゥアス地区の36 Tuas Roadにおいて物流倉庫の開発事業「36 Tuas Roadプロジェクト」を実施する。2023年12月1日発表した。3社の出資額、合計の出資額は非公表。

トゥアス地区は、世界最大級で港として開発が進められているトゥアス港へのアクセスが容易なことに加え、シンガポールとマレーシアの連絡橋であるトゥアス・セカンド・リンクの近くに立地している。

トゥアス港は、自動化されたコンテナクレーン・コンテナ搬送車などの設備を有する港として、開発が4期に分けて進められており、第1期が2022年9月に開港し、開発全体が完了するのは2040年代となる見込み。

開発する物流倉庫は、敷地面積約29,900平方メートル、延床面積約59,800平方メートル、地上5階建てで、2025年春頃の竣工を予定する。シンガポールのBCA(建築建設局)が認定するグリーンビルディング認証制度『BCAグリーンマーク2021』の最高ランク(プラチナ認証)を取得することを目指している。

阪神阪急不動産の担当者はシンガポール新聞の取材に答え、「Boustead Real Estate Fundは『36 Tuas Roadプロジェクト』に取り組むことのみを目的としたファンドで、事業シェアは3社で100%である」と補足した。

◇Boustead Projects Limited(ボーステッド・プロジェクツ)
【  所在地 】82 Ubi Avenue 4 #07-01 Edward Boustead Centre Singapore 408832
【  代表者 】John Lim Kok Min
【事業内容】シンガポール証券取引所のメインボード(大型優良企業向け市場)に上場している不動産会社。シンガポールを中心に中国・マレーシア・ベトナムで、設計・施工を含むプロジェクト管理のほか、不動産開発・賃貸や不動産ファンドなど行っている
【従業員数】約200人(2023年3月現在)

◇MBK Real Estate Asia Pte. Ltd.
【  所在地 】79 Robinson Road #20-04A Singapore 068897
【  代表者 】錦織 孝司
【事業内容】東南アジアにおける不動産開発事業
【従業員数】12人(2023年3月現在)

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