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Wismettacフーズ、日本産さつまいも輸出用段ボールがコンテストで入賞

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Wismettacフーズ(本社:東京都中央区)が主にタイ、香港、シンガポール向けに輸出販売している「日本産さつまいも」の輸出用段ボールが日本包装技術協会主催の『2023日本パッケージングコンテスト』の『輸送包装部門賞』に入賞した。西本Wismettacホールディングスが2023年9月12日発表した。

さつまいも(かんしょ)は、焼きいもブームなどを受け、海外マーケットからのニーズが高まっているが、さつまいも生産体系が大規模出荷体制まで至っていないこと、輸送時の積載効率・歩留まり率の低さ、海外で増加している産地偽装品の流通などが原因で長期安定出荷が実現していないという。

Wismettacフーズは、日本青果物輸出促進協議会が実施した令和3年度補正「品目団体輸出力強化緊急支援事業」の大規模かんしょ輸出確立実証事業内で、レンゴー(本社:大阪市北区)、野村総合研究所(本社:東京都千代田区)、東京青果(本社:東京都大田区)と共に輸出用の最適な包材規格の設計・試験導入を目的として、輸出用段ボールを企画・制作した。

Wismettacフーズの「日本産さつまいも」の輸出用段ボール

同輸出用段ボールは、機能面では、輸出向けの大規模選果場に最適化した設計により効率化に寄与する。また、1枚単位で個体識別可能な情報を印刷、トレーサビリティ対応可能で、産地偽造品への対抗や区別化が可能となっている。デザイン面でも、日本らしいマンガやアニメのイメージを用い、輸出先国で目を引く色合いとしている。

西本Wismettacホールディングスの担当者は、シンガポール新聞の取材に対し、「同段ボールは2022年10月に使用開始し、これまでシンガポール向けには約2,000箱を輸送した。2023年も出荷予定である」と答えた。

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