清水建設、レンタルのニッケン、東京センチュリーの3社は、無人搬送フォークリフト関連ソリューションを提供する新会社「リードテック」(東京都中央区)を2023年6月に設立し、このほど事業運営を開始した。2023年9月6日発表した。
物流業界は、EC(電子商取引)市場の拡大に伴う取扱荷物の増加や人口減少による労働力不足といった課題を抱え、無人搬送フォークリフトなど業務の効率化・省人化につながる各種機器の導入ニーズが高まっているといい、リードテックを通じて課題を解消するとともに、導入費用を上回る生産性向上効果を創出し、顧客企業の競争力向上に貢献することを目指す。
リードテックでは、搬送ロボット分野で世界的なシェアを占めるVisionNav Robotics社(グローバルオフィス=シンガポール)の無人搬送フォークリフトを活用して各種ソリューションを提供する。
清水建設の担当者はシンガポール新聞の取材に対し、「リードテックはVisionNav Robotics社とパートナー契約締結に向けた準備を進めている」と答えた。
◇リードテック
【 所在地 】東京都中央区京橋2丁目16番1号
【 社長 】前田 春紀
【 資本金 】5,000万円
【 設立日 】2023年6月1日
【出資比率】清水建設60%、レンタルのニッケン20%、東京センチュリー20%
◇VisionNav Robotics社
【 設立 】2016年2月
【 所在地 】14 Robinson Rd,#02-01 Far East Finance Building,Singapore(グローバルオフィス)
【事業内容】自動運転フォークリフト等の開発・製造・販売
<日本法人>
【 会社名 】ビジョンナビロボティクスジャパン
【 設立 】2022年4月
【 所在地 】東京都新宿区荒木町3番地 馬場ビル4F
【事業内容】自動運転フォークリフト・附帯ソフトウェア・周辺機器の販売