進出・出資・撤退

業務用厨房機器のホシザキ、シンガポールに持株会社設立、東南ア事業を拡大

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業務用厨房機器製造・販売のホシザキ(愛知県豊明市)は2023年6月14日開いた取締役会でシンガポールに持株会社を設立することを決議した。新会社HOSHIZAKI SOUTHEAST ASIA HOLDINGS PTE LTD.は、資本金がホシザキの資本金の額の100分の10以上に相当し、特定子会社となる。

ホシザキグループは、海外地域ごとに経営体制を構築している。東南アジアでは1999年のシンガポール現地法人HOSHIZAKI SINGAPORE PTE LTD設立に始まり、現在、独立した6販売会社(シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン)体制を取っている。

東南アジア地域は、現時点での事業規模は他地域に比べ小さいが、今後さらに経済成長が期待できる市場であることから、地域内の経営効率化とリスク低減を進めながら事業拡大を推進するため、シンガポールに持株会社を設立することとした。

「今後は、新会社を中心に、傘下会社の事業統括、事業提携・買収案件の推進、ファイナンス、ガバナンス等を戦略的に強化することにより、地域内事業戦略の整合性とシナジー効果を最大化することで、東南アジアにおける一層の事業拡大を目指す」としている。

新会社設立が、今期業績に与える影響は軽微という。

ホシザキの担当者はシンガポール新聞の取材に対し、「新会社は、ゆくゆくは東南アジア6社を子会社化していく方向になると思うが、現時点では未定である」と答えた。

◇HOSHIZAKI SOUTHEAST ASIA HOLDINGS PTE LTD.
【  所在地 】シンガポール
【  代表者 】西府 正剛
【事業内容】東南アジア地域内の傘下会社に対する事業企画、経営管理、資金管理等の地域統括業務
【  資本金 】1,200万米ドル(約16億800万円)
【設立予定日】2023年7月
【  出資者 】ホシザキ株式会社 100%出資

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