気候変動(低・脱炭素)

JERA、Summit Power社とLNG貯蔵再ガス化設備・供給での協業検討で覚書

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JERAは2023年4月27日、シンガポールの子会社であるJERA Asia Pte.Ltd.を通じて、バングラデシュ最大のIPP事業者Summit Power International Limitedの子会社であるSummit Corporation Limitedとの間で、LNG貯蔵再ガス化設備およびバングラデシュへのLNG供給などに関する協業の検討を定めた覚書を締結した。

覚書締結式の様子 提供・JERA

同覚書は、都内で開催された「バングラデシュ貿易・投資サミット」において、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相(写真・右から4人目)およびSummitグループ創業者のムハンマド・アジズ・カーン会長(同・右から5人目)ら立ち会いの下、JERA Asia社の久玉敏郎CEO(同・右から6人目)とSummit Corporationのアイーシャ・アジズ・カーン取締役(兼サミット・パワー社社長兼CEO、同・右から7人目)により締結された。

Summit Power社は、バングラデシュのインフラ産業の大手コングロマリットSummitグループ傘下の発電事業会社で、バングラデシュのモヘシュカリ沖では日量5億立方フィートの再ガス化能力を持つ浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(FSRU)も保有している。

JERAは、2019年10月にSummit Power社の発行済み株式の22%を取得することに合意して以降、発電設備の効率的な建設・運営、脱炭素関連の事業機会などを通じて、Summit Power社の企業価値向上に貢献している。また、2022年4月にはSummit Power社の脱炭素ロードマップ策定に向け協業することを定めた覚書を締結した。

バングラデシュは、ガス需要が増加する一方で、国内のガス生産量が減少傾向にあり、LNGの安定供給に向けた整備が必要となっている。JERAとSummit Power社は、同覚書を通じて、LNG貯蔵再ガス化設備およびバングラデシュ向けLNGの長期契約に関する協働の検討を進めていく。

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