アスエネ(東京都港区)は、初の海外法人となるシンガポール現地法人「Asuzero Singapore Pte.Ltd.」を設立した。2022年11月9日発表した。
発表によると、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」は、日本で約500社に導入されていて、英語版のソフトウェアの提供や製品LCA機能などサービスを拡充している。
日本で「アスゼロ」を導入している企業からシンガポールを中心にAPAC市場でのCO2排出量の見える化・削減の要望が増えていたといい、今後は国内外で連携し、脱炭素のワンストップソリューションを提供していく。また、海外では製品単位で炭素税がかかるケースが多く、製品・サービス単位のCO2排出量(カーボンフットプリント)の算出ニーズも高まっているといい、製品LCA機能を通じたサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減により企業の脱炭素経営を支援していく。
アスエネは2022年に行ったシリーズBで、APACにおけるビジネス展開の可能性を評価され、シンガポール政府系投資ファンドTemasek傘下のPavilion Capital、アジアのPEファンドAxiom Asia、Salesforce Ventures、Tybourne Capital Management(持田昌幸氏)などから、総額29億円を調達している。
◇Asuzero Singapore Pte. Ltd.
【 所在地 】180 Cecil Street #12-01, Singapore 069546
【 代表者 】CEO Kohei Nishiwada
【 設立 】November, 2022
【事業内容】The Climate cloud platform for measuring, reporting and reducing carbon emissions for enterprises “Asuzero”