農林中央金庫は、米ドル建農林債を海外市場においてグリーンボンドとして発行することを決めた。発行金額は5億米ドル。シンガポール証券取引所(SGX)に上場する。2023年3月3日発表した。
農林債は、同金庫が資金調達するために「農林中央金庫法」に基づいて発行が認められた債券で、今回発行する債権は再生可能エネルギー事業など環境改善に資する事業(適格グリーンプロジェクト)への投融資に資金使途を限定し、同金庫が策定しているグリーンボンドフレームワークを適用する。
同グリーンボンドフレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)の「グリーンボンド原則2021」に準拠している旨の意見書を外部の評価機関から取得しているという。
同金庫がグリーンボンドを発行するのは2022年9月に続き3回目となる。
<グリーンボンド発行概要>
【 発行体 】農林中央金庫
【 通貨 】米ドル建て
【 発行金額 】5億米ドル
【 発行日 】2023年3月9日(条件決定日:2023年3月2日)
【 年限 】5年(償還期限:2028年3月9日)
【 資金使途 】一定の要件を満たす適格グリーンプロジェクトに対するファイナンス
【 利率 】5.430%
【上場証券取引所】シンガポール証券取引所(SGX)
【第三者認証機関】Sustainalytics