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三菱商事・ピーステックラボ、ジャカルタで「モノのシェアリングS」実証事業

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三菱商事とピーステックラボ(東京都渋谷区)は、「モノのシェアリングサービス」に関する実証事業(PoC事業)を、インドネシア・ジャカルタ郊外のBSD Cityで実施している。2023年2月28日発表した。

BSD City内の商業施設AEON MALL BSD CITYで、日本製商品を中心とした生活関連商品や美容・健康商品等を展示し、BSD Cityの居住者にレンタルし、居住者のニーズや今後の同エリアでのシェアリングサービスの事業展開可能性等を検証している。

BSD Cityはインドネシアの不動産デベロッパー大手Sinar Mas Land Ltd.(本社・シンガポール、SML社)が1980年代から順次開発を進めてきた6,000haの都市で、オフィス、商業施設、ホテル、学校、病院、コンベンションセンター等が集積している。同エリアの人口は現在約45万人で、2050年には約300万人まで増加すると予測されているという。

発表によると、ピーステックラボは独自のシェアリングプラットフォームを活用したモノの貸し借りアプリ「Alice.style(アリススタイル)」、モノの定額制シェアリングサービス「Alice.style PRIME(アリスプライム)」の開発・運用を行なっている。

三菱商事は、DXによるデジタルデータプラットフォームと、エネルギーの低・脱炭素化を掛け合わせたビジネスモデルとして、都市のスマートシティ化を目指す都市運営事業を新規事業として国内外で推進している。

その一環として、三菱商事は2020年3月よりSML社と、BSD City全体(約6,000ha)の都市価値向上を目指す基本合意書を締結の上、SML社と都市運営及びスマート/デジタルサービス(都市サービス)導入に向けた協業を開始している。

今回のPoC事業は、三菱商事とSML社との都市サービスメニュー第二弾で、3カ月×2回の計6カ月実施する予定。

【実施期間】2023年2月5日(日)~5月4日(木) ※1回目
【実施概要】BSD Cityの居住者を対象に、独自のプラットフォームを活用したモノのシェアリングサービスを提供

◇Sinar Mas Land Ltd.
【 本社 】108 Pasir Panjang Road #06-00 Golden Agri Plaza Singapore, 118535
【  代表者 】Michael Widjaja, Group CEO
【事業内容】インドネシアおよび海外(英国、中国、ASEAN)での不動産開発・保有事業

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