日本航空(JAL)とヤマトホールディングスは、旅客機から貨物専用機への改修作業を2023年3月からシンガポールで順次開始する。改修する機体は3機。両社が2022年11月22日発表した。
貨物専用機への改造プログラムは、独ELBE FLUGZEUGWERKE GMBH(EFW社)と契約した。改修費用は非公開。EFW社は仏エアバス(AIRBUS)社とシンガポールのST Engineering社の合弁会社で、エアバス社旅客機の貨物専用機への改修を専門に行っている。3機の改修作業はST Engineering社がシンガポールの工場で行う。
改修した機体(エアバスA321ceo P2F型機)の最大搭載重量は28t/機。メインデッキにAAYコンテナ14台、ロワーデッキにAKHコンテナ10台を搭載できる。
2024年4月運航開始を予定する貨物専用機の国内4路線▽東京(成田/羽田)=北九州 ▽東京(成田/羽田)=札幌(新千歳) ▽東京(成田)-沖縄(那覇) ▽沖縄(那覇)-北九州――に投入し、合計21便/日を計画する。