進出・出資・撤退

三井物産、シンガポールの漢方薬製造販売企業Eu Yan Sang社に出資参画

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三井物産は、シンガポールの漢方薬製造販売企業Eu Yan Sang International Ltd.(EYS社)に出資参画することに合意し、EYS社と業務提携契約を締結した。シンガポールのプライベートエクイティファンドTower Capital Asia Pte.Ltd.が組成するEYS社へ出資するファンドにパートナーとして参画し、今後、間接保有の株主として、保有する幅広い事業アセットとのシナジーを活用してEYS社の価値向上や海外展開支援によるEYS社事業の拡大に取り組む。2022年11月21日発表した。

三井物産のEYS社への出資額は非開示。ただ、関係者によると案件規模感は「50億円超」という。

EYS社は1879年設立された東南アジア最大の漢方薬製造販売企業で、シンガポール、香港、マレーシアを中心に170以上の店舗と30の漢方クリニックを運営し、医薬品から食品まで幅広く漢方製品を開発し販売を行っている。

三井物産は、2018年に米国・高機能サプリメント製造販売事業者Thorne HealthTech Inc.(Thorne社)に出資し、2022年初めにThorne社とシンガポールに合弁会社Thorne HealthTech Asia Pte.Ltdを設立した。「Thorne社が長年蓄積した科学的根拠に基づく製品・素材・技術を漢方製品に応用し、EYS社の漢方製品のブランド力強化や商品開発に繋げ、西洋と東洋を融合させたウェルネス事業の実現を目指す」としている。

◇Eu Yan Sang International Ltd
【所在地】シンガポール
【設立年】1879年
【代表者】Dominic Wong

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