気候変動(低・脱炭素)

東芝、米国産LNG事業を仏Totalシンガポール子会社に売却、LNG事業から撤退

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東芝は、米国産液化天然ガス(LNG)事業を仏エネルギーメジャーTotal S.A.のシンガポール子会社Total Gas & Power Asia Private Limited(Total社)に売却することを決め、Total社と2019年5月31日、東芝アメリカLNGコーポレーション(TAL)の全発行済株式譲渡契約を締結した。6月1日発表した。2020 年3月末までの譲渡完了を目指し、もって東芝はLNG事業から完全撤退する。

両社は株式譲渡完了と同時に、東芝グループのLNG事業に関連するグループ内と取引先との全ての契約を移管または解除することでも合意した。東芝が米国の天然ガス液化役務提供会社FLNG Liquefaction 3,LLC(FLIQ3)に提供しているTALの液化契約上の義務に対する保証も含まれる。

東芝は「リスクを最小化したうえでLNG事業から撤退が可能になることなどの観点も踏まえ、Total社への譲渡が現状において最良と判断した」としている。

2019年度中に売却関連費用を含む約930億円を損失として計上する。

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