応用地質は2019年5月17日、BIM/CIM(Building Information Modelling/Construction Information Modelling)の開発と高度化および地下埋設物の三次元マップの実現に向け建設していた実証試験施設『三次元探査検定センター』がこのほど竣工したと発表した。
BIM/CIM は、建築・土木事業の調査・設計、施工、維持管理の各段階で三次元モデルを共有し、連携・発展させることで、建設生産システム全体の効率化を図るイノベーションで、世界中で実用化の動きが拡がるとともに国際標準化や共通モデル仕様(IFC)策定に向けた取り組みが進んでいる。
応用地質はBIM/CIMを前提とした三次元地盤モデルを構築するための地質調査技術「三次元物理探査」も開発済みで、現在、取得データの検証およびシステム構築等を行っているという。
応用地質は「三次元地盤モデルと地下埋設物の正確な位置把握、そしてデータベース構築はi-Constructionや BIM/CIM発展に不可欠」と強調。「シンガポールが計画する都市全体のBIM化による新しいインフラ・エネルギー管理など、今後関連市場が急速に成長・拡大する」としたうえで、同センターの活用を呼び掛けている。