伊予銀行は、日本食輸出支援プラットフォーム「umamill(ウマミル)」を提供するumamill (東京都港区)と、中小企業の海外への販路拡大支援に関する業務提携契約を締結した。2022年9月5日提携を開始した。
海外では日本食の需要が高まり、多くの国内食品メーカーが輸出ビジネスに興味を持つ一方、輸出に必要な知見や人材の不足、費用などの課題により、輸出ビジネスへの一歩が踏み出せない食品メーカーが多い。
「umamill」は、海外の食品バイヤーに国内食品メーカーのサンプル品を届けることで、国内食品メーカーの輸出機会の創出と、海外食品バイヤーの商品ラインアップ拡充の推進を目的としたインターネット上のB to Bマッチングプラットフォーム。初期費用・月額基本料・輸出成約手数料は無料、シンガポール、香港、カンボジア、豪州に向けてサンプル輸出料1回1万円(重量・容積が上限を超える場合は別途費用必要)で利用できる。
伊予銀行は「食品輸出における法律面の確認や必要な手続き、商談、商品輸送の代行、商品ごとの需要調査、販路開拓の支援を行うことができる『umamill』を顧客に有効活用いただくことで、食品メーカーが抱える輸出における課題解決を目指す」としている。
◇umamillのサービスの流れ
①国内食品メーカーは会員登録・商品登録を行ってサンプルをプラットフォーム上に掲載し、海外バイヤーからサンプル依頼が入ったら、umamillの国内倉庫に発送。
②umamill側で原産地証明、貿易手続きを行い、海外バイヤーへ発送。
③サンプル発送後に商談成立となった場合、umamillを経由し、国内納品/国内決済で取引が完結。