愛知県は2019年9月10日、シンガポール国立大学(NUS)とスタートアップ支援に関する覚書を締結した。大村秀章知事とボウイ副総長がシンガポール国立大学で面談し、連携協力の範囲を拡大し、新たにスタートアップ支援分野を定めることとした。
愛知県経済産業局スタートアップ推進課の担当者によると、「来年度以降、愛知、NUS双方でのピッチ開催やセミナー開催、県内大学生をNUSのアントレプレナーシップ教育に関するサマープログラムに派遣すること等を構想している。また、愛知県が2021年度中を目途に整備するスタートアップ支援拠点『ステーションAi』について、整備・運営ノウハウを共有するとともにスペース間連携を進める」としている。
両者は2018年8月に「科学技術分野における連携協力に関する覚書」を締結して交流を進めてきた。
また、名古屋大学とNUSも合わせてアントレプレナーシップ教育及びスタートアップ支援における連携協力に関する覚書を大村知事立会いの下で締結した。両校は2018年8月、全学協定及び全学学生交流協定を締結しており、新たに▽アントレプレナーシップ教育プログラムや授業の開発 ▽アントレプレナーシップ教育や実地トレーニングを目的とした、学術ス
タッフ、研究者、学生の交流 ▽学術スタッフ、学生、スタートアップによる訪問時の相互支援 ▽共催セミナー、講義、トレーニングなどの活動の調整―――など協力範囲を拡大させた。