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エクシオG、グループ会社が東南ア初マルチバンク・ポータル開発でPST賞受賞

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エクシオグループ(東京都渋谷区)は2022年8月10日、シンガポールに本社を置くvCargo Cloud Pte.Ltd.の子会社のトレードテクノロジー企業GUUD Pte.Ltd.が7月29日開催されたPublic Sector Transformation(PST)賞式典で企業向け貿易金融取引を一元化する東南アジア初のマルチバンク・ポータルの開発における取り組みが評価され『Star Partner Award』を受賞した、と発表した。

発表によると、PST賞は公務員や公的機関の優れた業務や組織的実践を評価、表彰するシンガポール政府全体の最高峰の栄典制度で、GUUD社は貢献が認められた数少ない民間部門の受賞者の1つで、公共サービス部門の変革への貢献が評価された。

GUUD社は2018年にシンガポール通貨金融庁(MAS)およびシンガポール税関と提携し、あらゆる規模の企業が各銀行の個別仕様のポータルや要件に対応しなければならない手間や複雑さを軽減できるマルチバンク・トレードファイナンス・アプリケーション・ポータルの開発を開始した。2019年11月に『CamelONE™ Trade Finance』として発表し、現在は『RYTE TFAP』としてシンガポール税関等が開発した貿易と物流のワンストップ・エコシステム『Networked Trade Platform(NTP)』上でサービス提供されている。

現在、『RYTE TFAP』には貿易金融機関パートナー10行(ANZ、BNP Paribas、DBS、Oversea-Chinese Banking Corporation(OCBC)、United Overseas Bank(UOB)、Industrial and Commercial Bank of China(ICBC)、HSBC、Standard Chartered Bank(SCB)、三菱UFJ銀行(MUFG Bank)、三井住友銀行(SMBC))が接続している。

GUUD社のDesmond Tay最高経営責任者は、「マルチバンク・トレードファイナンス・アプリケーション・ポータルでは、大小に関わらずすべての企業が、高いサブスクリプション料や多額の開発コストをかけずにマルチバンクを利用することができるようになった。このポータルは、断片的で従来紙ベースの貿易金融業界におけるゲームチェンジャーであると確信している」とコメントした。

GUUD社チームは、情報通信メディア開発庁(Infocomm Media Development Authority、IMDA)と協力し、コスト削減、取引の迅速化、企業間の信頼性向上を目的にブロックチェーンベースのデジタル文書取引フレームワークTradeTrustを用いた電子BL(eBL: 電子船荷証券)導入に取り組んでいる。eBLは、幾つかの銀行との試験運用が深圳とシンガポールの輸出入者間で成功しており、2022年末までに『RYTE TFAP』でeBL機能が利用できる予定という。

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