シンガポールを拠点に世界7カ国で交通事業を展開するComfortDelGro Corporation Limited(コンフォートデルグロ)は2019年5月25日(土)、シンガポール国立大学(NUS)のケントリッジキャンパスで、自律運行バスNUSmart Shuttleの実証実験を開始する。23日発表した。
NUSキャンパス内のHeng Mui Keng TerraceとBusiness Link間1.6kmのルートを時速5〜16 kmで移動する。1カ月半の試運転を通じて車両ナビゲーションシステムのデータを収集し、ルートをマッピングする。その後、NUSmart Shuttleは乗客を乗せずに4週間にわたって毎日3時間検証テストを実施し、今年の第3四半期に乗客を乗せた試験を開始する予定。
NUSmart Shuttleはすべて電気によって駆動し、事前に決められたルートをたどり、潜在的障害物を検出して回避するためのフルレンジのセンサーを備えている。最大12人を乗せることができるという。
ComfortDelGroグループは現在、NUSのほかに、子会社SBS Transit Ltdを通じて、セントーサとジュロン島での2つの実証試験に参加しており、データ収集、モデリングと開発オペレーションを支援している。