岸田文雄首相は2022年6月11日午前10時21分(現地時間)から約35分間、シンガポールの大統領宮殿でハリマ・ヤコブ大統領と会談を行った。
外務省(日本)の発表によると、岸田首相とハリマ・ヤコブ大統領は、両国の経済関係、水際措置の緩和を含む新型コロナ対策、デジタル、気候変動、少子高齢化といった両国共通の課題について幅広く意見交換を行ったほか、核兵器のない世界に向けた取組、「自由で開かれたインド太平洋」の実現、ウクライナ情勢、北朝鮮、TPPといった地域及びグローバルな課題に関し、引き続き連携していくことで一致した。
ハリマ・ヤコブ大統領からは、核兵器のない世界の実現のための日本の役割に期待する旨、また、日本の水際措置の緩和を歓迎するとともに、人的往来の再活性化を期待する旨の発言があった。