気候変動(低・脱炭素)

大阪ガス、シンガポールでメタネーション事業の実現可能性調査を開始

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大阪ガスのシンガポールの子会社OSAKA GAS SINGAPORE PTE.LTD.は、シンガポール国内でのタウンガス製造・小売のCity Energy Pte.Ltd.、シンガポール国内での産業用天然ガス販売のCity-OG Gas Energy Services Pte.Ltd.、シンガポール地元企業と、シンガポールにおけるメタネーション事業の実現可能性調査を共同で開始することに合意した。大阪ガスが2022年3月18日発表した。

メタネーションは、二酸化炭素(CO2)と水素から都市ガスの主成分であるメタンを合成する技術で、合成メタンは都市ガスの既存インフラや消費機器をそのまま利用でき、電化が難しい分野へも展開できる。また、CO2をリサイクルし、再生可能エネルギー由来の水素と組み合わせることで、将来の都市ガスのカーボンニュートラル化に貢献できるという。

今回の調査では、シンガポール国内外から調達した水素と、シンガポール国内で回収したCO2から合成メタンを生成し、既存の配管を活用してシンガポールのガス需要に供給するため、ビジネスモデルの検討や経済性評価などを約半年間で実施する予定。具体的には、メタネーション設備の立地検討、技術検討、CO2や水素の供給・輸送方式の検討を行う。

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