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JLL世界の商業不動産投資分析レポート、19年第1四半期シンガポールは堅調

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米・総合不動産サービス大手ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)がまとめた投資分析レポートによると、2019年第1四半期の世界の商業用不動産投資額は前年同期比8%減の1,560億米ドルだった。アメリカ大陸とEMEA(欧州、中東、アフリカ大陸)で投資額が減少したことが減少の背景にある。一方、アジア太平洋地域の投資額は同比14%増の450億米ドルで、「大型取引やクロスボーダー投資がみられた中国での投資額が増加し、韓国、シンガポールでも投資活動は堅調だった」としている。

2019年第1四半期の都市別投資額は、東京が2018年第1四半期以降4四半期ぶりに1位となった。国内事業会社及びJ-REITなど国内プレーヤーによる投資が全体の83%を占めたという。2位は、2億米ドル以上の大型取引が7件あった上海で、国内プレーヤーに加え海外投資家の投資活動も活発で、2019年第1四半期のクロスボーダー投資額では、ロンドンに次いで2番目の投資額(26億米ドル)だった。

JLLは、2019年通年の世界全体の投資額の見通しを前年比5〜10%減の約6,900億米ドル、アジア太平洋地域では5%増と予測している。

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