三井住友ファイナンス&リースは2022年2月21日、連結子会社のSMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区)及びケネディクス(東京都千代田区)、シンガポールを拠点にファンド運営を行うARA Asset Management Limitedの3社がシンガポールの不動産への共同投資を実施したと発表した。
対象不動産は、シンガポールのビジネス中心地区ラッフルズ・プレイスに所在する複合型オフィスビル「Capital Square」で、ビジネスをグローバルに展開する大手の金融機関やIT企業などのシンガポール拠点が主要テナントとして入居している。
投資額は、3社合算で2億9,700万シンガポールドル。
SMFLみらいパートナーズは2021年1月にケネディクスを連結子会社として以降、ケネディクスおよびケネディクスの共同株主であるARA Asset Management社と3社協働でアジア地域における投融資ビジネスに取り組んでおり、「シンガポールにはアジア地域での優位性がある」「経済回復を背景とする不動産市場の活況が期待できる」と判断し、3社パートナー戦略の第1号案件として「Capital Square」への共同投資を決めた。
アジア地域で事業展開しているケネディクスのシンガポール現地法人がファンドマネジメント業務を行い、シンガポールの不動産市場での運用実績が豊富なARAがアセットマネジメント業務を行うことで実現したという。
◇Capital Square
【所在地】21/23/25 Church Street, Singapore
【延床面積/賃貸可能面積】45万4,823sqf(4万2,255㎡)/39万4,756sqf(3万6,674㎡)
【 構造 】オフィス棟=地上16階、ブティックオフィス棟=地上3階
【 竣工 】1999年(2013年大規模改修)
【権利形態】建物=所有権、土地=リースホールド(残73年)
◇ARA Asset Management Limited
【所在地】5 TEMASEK BOULEVARD #12-01, SUNTEC TOWER FIVE, SINGAPORE
【代表者】Moses K. Song, Chief Executive Officer
【設立年】2002年
【事業内容】不動産アセットマネジメント業務等をシンガポール・香港・中国本土を中心にアジア・大洋州広域で展開