進出・出資・撤退

衛星打上げSpace BD、シンガポール政府系Pavilion Capitalなどから資金調達

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衛星打上げなど宇宙関係事業のSpace BD(東京都中央区)は、既存株主のインキュベイトファンド、アニヴェルセルHOLDINGS、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルと、新たにシンガポール政府系投資会社Temasek Holdings傘下のPavilion Capital PTE.LTD.を株主に迎え、全株主を引受先とした第三者割当増資による総額10.4億円の資金調達を完了した。①国内外の多様な打上げ手段の確保による衛星打上げサービスの拡大 ②人材採用・組織力の強化――に充てる。今回を含む累計調達金額は18.9億円(第三者割当増資16.1億円、借入金額2.8億円)となった。2021年12月1日発表した。

Space BDは2017年9月1日設立。発表によると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とのパートナーシップを軸にグローバルで事業を推進しており、基幹事業である衛星打上げ事業の拡大に加え、宇宙をテーマとした地域産業振興や、教育・人材育成事業、技術力をベースにした技術プロジェクトマネジメントなど、宇宙の新たな利活用を創出する事業を展開している。

2021年11月には米SpaceX社(CEO: イーロン・マスク)とFalcon9ロケットの利用権確保に関する契約を締結するなど、これまで50機以上の衛星取扱い実績がある。

今回調達した資金により、さらに国内外の輸送手段の調達を充実し、ユーザーに柔軟な選択肢を提供できる体制を整えていく。

また、宇宙をテーマとした教育、地域活性、一般企業のマーケティング活用など宇宙と一般社会を繋ぐプロジェクトや、月以遠の深宇宙開発に向けた大型プロジェクトなど、新規事業開発に向けて、事業開発人材とエンジニア人材の採用・育成を加速し、組織を強化する。

Pavilion CapitalのHead Japan InvestmentsであるCHOUN Chee Kong氏は、「Space BDは、宇宙と社会を繋ぐパイオニア企業であり、JAXAとの強いパートナーシップを基盤とした宇宙事業開発のNo.1プレイヤーである。今回の投資以前からSpace BDのユニークな取り組みには感銘を受けており、今後の成長にも期待をしている。Pavilion Capitalは、Space BDが日本の宇宙産業をリードしていくと確信しており、同社の経営陣と協力し、世界に向けて宇宙の産業化を共に構築していくことを楽しみにしている」とコメントした。

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