進出・出資・撤退

ストライダーズ、シンガポール法人通じスリランカの小規模農家PF企業に出資

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投資事業のストライダーズ(東京都港区)は、シンガポール子会社Striders Global Investment Pte.Ltd.を通じ、スリランカで小規模農家のプラットフォーム事業を展開するAgrithmics Pvt.Ltd(CEO:Prashanth Premakumar)に出資した。同社による社会的課題の解決を目的とするインパクト投資の第1号案件という。2021年12月27日発表した。

発表によると、スリランカでは農業のサプライチェーンの大半がデジタル化されておらず、仲買人の立場が強力で、その結果、小規模農家は交渉力が弱く、信用力も低いことから、金融機関からの資金調達が難しい状況にあるという。

その中で、Agrithmics社は小規模農家に対してAIとIoTの機能が組み込んだプラットフォームを提供することでデジタル化を進め、サプライチェーンにおける不正行為や盗難、仲買人による搾取など、小規模農家が抱える課題に対する解決策を提供している。

また、農作物の販売代金の受け取りや農業経費の支払い、低コストで資金調達できるフィンテックソリューションも実装していて、銀行口座を持たない小規模農家にも貢献しているという。

紅茶の収穫量の計測をデジタル化して管理する様子

Agrithmics社のプラットフォームは現在、スリランカの紅茶、果物、野菜、乳製品業界などで導入されており、現在、登録農家数は約50,000人、2020年の年間流通取引総額は約3,000万ドル。今後はスリランカでの成功を契機に、バングラデシュ、パキスタン、インドネシアなど他のアジア地域への進出を計画してるという。

ストライダーズは今回、スリランカの事業パートナーであるBOV Capitalと共同で、Agrithmics社のプレシリーズAの資金調達に参加し、出資を実行した。今後はネットワークを持つインドネシア市場でのサポートなどを念頭に、Agrithmics社の展開を支援するとしている。

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