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シンガポールサッカー協会、吉田達磨・男子代表(Lions)監督の退任を発表

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シンガポールサッカー協会(FAS)は2021年12月28日、男子代表チーム(Lions)の吉田達磨監督が12月31日付で退任すると発表した。双方が合意した。吉田監督は日本に帰国する。

吉田監督は2019年6月にシンガポール代表監督に就任。国際親善試合のソロモン諸島戦で初めて指揮を執り4‐3で勝利した。W杯アジア2次予選でも活躍した。最後に指揮を執ったのは12月25日のAFFスズキカップ2020準決勝第2試合のインドネシア戦で、延長の末2-4で敗れた。

FASのリム・キアトン会長は「吉田監督がスタッフとともに、シンガポール代表の水準を高めるためどれほどハードワークと努力をしてきたかを見てきただけに、彼が代表チームを去ることは非常に残念だ。吉田監督はスピードのあるサッカーをするという自身のサッカー哲学を選手たちに浸透させた。これは現代サッカーの要求に合ったものだった。その結果、シンガポールのファンは、Lionsのパフォーマンスの質の高さを目の当たりにし、ASEANでトップチームとして競い合うことができると再び信じ始めた。シンガポールサッカー界を代表して、吉田監督が私たちのためにしてくれたすべてのこと、そして真のプロフェッショナルであり、サッカー界の紳士であったことに感謝する」とコメントを発表した。

吉田監督は「私は常に選手たちを信頼し、全幅の信頼を置いてきた。彼らが自分たちを信じ続ける限り、ASEANで最高の選手になる可能性があることを私は知っている。そして、シンガポール政府関係者、メディア、何よりファンが心からチームを応援し続けることで、彼らが次のステージに進んでいく姿を見ることができる。私は、国際的なサッカーで求められるプレーと情熱の基礎を築きたいと願ってきたし、Lionsがさらなる成功を収めるために、この旅を続けると確信している。私は遠くからシンガポールのサッカーをサポートし続ける。Lionsが今後数年間でますます強く成長することを望んでいる」とコメントした。

FASは2022年1月から後任監督選びを開始する。

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